ハートフルコンサートは5回目!

知的発達障害を持つ人たちにスポーツ活動を提供するスペシャルオリンピックスは、世界的な活動です。日本では、現在、46の都道府県に地区組織又は準備委員会が活動しています。

地区組織とは、「スペシャルオリンピックス日本(SON)」という日本での活動の本部が、各都道府県に一つずつ認めた(認証した)きちんとした下部組織(支店のようなもの)です。準備委員会とは、正確には設立準備委員会といって、地区組織になる前の段階の呼び名です。いまは、SON・富山は地区組織の位置づけですが、2005年11月までは、設立準備委員会でした。

いまも全国各地で、そう、たとえば茨城や福井や岐阜では、設立準備委員会が活動していて、いずれは富山のように地区組織を目指して活動の輪を広げているのだと思います。スペシャルオリンピックスは、もうすぐ、全国全ての都道府県に地区組織を置く知的発達障害者にとってのかけがえのない活動になると思います。

そんなスペシャルオリンピックスの活動は、「知的発達障害のある人たちに日常的なスポーツ活動を〜」として説明されています。でも、いわゆるスポーツ分野での活動のほかに、地区組織によって、いろいろな特徴をもった活動が展開されています。

ここ富山での活動で特徴的なのは、「音楽」です。


私たちがまだ、設立準備委員会だった2004年。

その年の9月・10月の高岡・富山でのトーチランのまだ前。当時はスポーツプログラムはフロアホッケーと水泳の2種目しかありませんでした。そんな時代の9月7日。高岡駅前WIngWingで、私たちは、最初の音楽活動である「チャリティーコンサート」を開催しました。

あれから数えて、今年で5回目。チャリティーコンサートは翌年2005年から名称を「ハートフルコンサート」に変えて毎年開催されています。

その後のハートフルコンサートはこちら



今年のハートフルコンサートは、昨年・一昨年とSOデーを開催した県民公園太閤山ランドでした。野外劇場に大勢の観客で大賑わいでした。


藤井裕久SON・富山会長の挨拶でスタートです


コンサートはお昼から始まったのですが、ファミリーをはじめアスリートが勤務する作業所の応援を得て売店も営業されました

今回のコンサートのメインゲストは富山出身の車英子さん


続いて、今年から富山市と高岡市の2会場でスタートした文化プログラムのアスリートが日頃の成果を披露しました

最初は高岡会場の12人です

富山会場の9人がステージに立ちました

富山会場の演技が終わると、2会場のアスリート全員がステージに上がってパフォーマンスを披露

いつしか、ファミリーも加わって

客席のアスリートも楽しそう

さて、コンサートはここからが本番

最近人気が出てきているフラのグループ「ナレイ・プラ・アニ」のステージです

観客席にまでダンサーが上がって、みんなで踊りました


ハートフルコンサートといえば、やっぱり、「ザ・ホタルイカ」ですよねー!

ザ・ホタルイカは、2004年の最初のコンサートからの常連さんです。SON・富山の音楽関係の活動を支えてくれている、私たちの大切なパートナーです

リーダーのミッキー且井(かつい)さん(右端)の、いつものようにパワフルなトークと演奏

でも、且井さんをはじめザ・ホタルイカのすばらしいところは、音楽だけではありません

SON・富山で早くから活動に参加してくれている高岡養護学校の先生方や富山グラウジーズの皆さんも、ほんとうに富山のアスリートを受け容れてくださって親身になって関わってくださっていると思います

その意味では、SOの中心的な活動であるスポーツプログラム以外の場面で深く関わってくださっているザ・ホタルイカのメンバーのみなさんも、私たちにとっては、かけがえのない存在です.。

リーダーのミッキー且井さんはじめ、メンバーのみなさんが、いかに富山のアスリートを受け容れてくださっているかが、この画像でわかります。音楽を遣る者にとって、楽器は命の次に大切なもの。ステージには、何十万円もするような楽器が無造作に置かれ。。 普通なら、不用意に転倒しないかどうか気が気ではないものです。。。もちろん、演奏者自身が携えている楽器も、どっかにぶつけたりしないよう、他のメンバーに当たって傷ついたりしないよう・・・普段は細心の注意を払って。。。

でも、ミッキー且井さんは、必ずしも常識的な動きをするとはいえないアスリートたちを、自らステージに呼び寄せているのです。一人一人、手を差し伸べて・・・


やがて、ステージの上はアスリートで埋め尽くされ・・・

それでもザ・ホタルイカのメンバーは、いやな顔をするわけでもなく、むしろ、ノッてくれるアスリートとのコラボレーションを楽しんでいる・・・

アスリートはもちろん、観客も関係者も、みんな・・・

健常者と障害者の垣根を、このザ・ホタルイカのメンバーたちは限りなく低くしてくれている!


これだけでも、いや、このことこそが、このハートフルコンサートの、SON・富山のすばらしいところなんです!