アイダホアスリートが県庁を訪問して成果を報告

2009年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・アイダホにSON・富山から出場した3人のアスリートとコーチやファミリーが藤井裕久SON・富山会長、吉田満同事務局長と共に富山県庁に林時彦厚生部長を訪問して遠征の成果を報告し、授与されたメダルを披露しました。

一向はまず、これまで富山県からいただいてきた大きな支援と声援に感謝し、大会での様子を細かく報告しました。報告したのはフロアホッケー競技で「サクラJAPAN」として見事に金メダルを獲得した戸田明里さんと岩白翔太さん、アルペンスキー競技回転で銅メダル・大回転4位・スーパー大回転でも4位となった林知佳さん。そして富山大学4年生でフロアホッケーコーチの熊田美和さんです。

厚生部長を訪問する前に、担当の障害福祉課に挨拶に訪れたところ、課の皆さんが立ち上がって拍手をくださいました。


「おめでとう、おつかれさま」「がんばったね」と声をかけられて嬉しそうなアスリートたち

厚生部長室に移動し、報告会が始まりました。


最近は報道の方たちにも慣れ、落ち着いて報告をするアスリートたち

厚生部長から「世界を舞台に、日ごろの成果を発揮されたことはすばらしい。皆さんの頑張り、活躍は同じ障害を持つ方たちへのはげみになると思います。これからも頑張ってください」と、お祝いのことばをいただきました。

続いて、戸田さんが、「アイダホでは、日本選手団のアスリートたちと力を合わせて頑張りました。また世界のアスリートや、ホームステイをさせていただいたワイザー(大会会場近くの地名)の方々とも仲良くなりました。そして皆様に応援していただいたおかげで、メダルをもらうことができ、大変感動しました。どうもありがとうございました。」と、お礼を述べました。

藤井会長も、「県庁の皆さんには、トーチランはじめ、いろんな面で協力していただき、ありがとうございました。SOのメンバーは県庁の皆さんのことをとても身近に感じています」と、感謝の気持を伝えました。


林厚生部長からお祝いのことばをいただいています


お礼のことばを述べる戸田さん


その後の歓談で、まず、アメリカでの生活について感想をきかれ、「世界の皆と仲良くなれた」「アメリカのハンバーグは僕には大きすぎた」「日本食をたまに出してもらったのでうれしかった」「英語が少し通じてうれしかった」などと答えていました。また、ファミリーから「ホストファミリーはとてもいい方たちでした。『ことばはいらない。ハグだけで通じるんだよ。』と言ってもらい、感動して涙がでました」と、泣ける感想が・・・。


歓談中です

フロアホッケーの決勝戦の話題では、決勝ゴールを決めた岩白くんが、「夢中で、シュートした瞬間のことを良く覚えていない。気がついたら、みんなが『ワーッ』と駆け寄ってきていた。相手のキーパーはうまかった。」と話し、みごと無失点におさえたディフェンダーの戸田さんは、「決勝戦はうまく体が動いたと思う。みんなで協力できたから勝てた。」と。「金メダルを取った時、誰に一番報告をしたかったですか」との質問では、「コーチです。表彰式でメダルをもらったら、すぐにメダルをコーチに首にかけてあげました」と、これまた泣ける話。


金メダルへの拍手にお礼をする岩白くん

アルペンスキー競技に出場した林さんは、他県のアスリートと2人だけでホームスティをするという貴重な経験をしたとのこと。また、アイダホのスキーコースは、日ごろからトレーニングで滑っている極楽坂スキー場のコースに比べて斜度があり過酷。「こんな急なゲレンデは経験させたことない。大丈夫だろうか・・」とファミリーらは大変心配したそうです。しかし、林さんは、張って滑りきり、3位・4位という好成績。今日は来られなかった金山ヘッドコーチも、すごく感動していたとのことでした。

ファミリーの心配をよそに林さんは感想を聞かれ、「楽しかったです」と答えていました。


メダルを見ていただく

藤井会長や、吉田事務局長からは、最近、SOのボランティアとして、熊田コーチをはじめ、大学生の方々が大勢協力してくれていてとても喜んでいる、という話もでました。

話は尽きませんでしたが、もう一度、お礼を言って、県庁を後にしました。


県庁前階段で記念撮影 


一向は県庁への訪問を終えた後、その足で北日本新聞社に向かいました。北日本新聞の記者の方は、2007年SO上海夏季世界大会でお世話になった方なのでアスリートもリラックスして質問に答えていました。


岩白くんは、「世界大会に向けて、全国のみんなと数回合宿を重ねてきた。そこで習ったことを富山のみんなに伝え、今度は富山のチームで優勝を狙いたい」と立派な感想を述べ、吉田事務局長から、「翔太!記者会見うまくなったなあ」と褒められていました。

戸田さんは、英語が好きでアイダホで外国の友だちと英語で話すことを楽しみにしていたとのこと。「ペラペラとはいかなかったけど、単語で話せた。ボディ・ランゲージもよく使ったので、人気者になったよ」と。

林さんとそのファミリーは、「−8℃の極寒のスキー場だったがダイヤモンドダストが舞っていて綺麗だった。世界のアスリートが素晴らしい滑りをしていた。アスリート二人だけでホームスティをさせたが、もう1名のアスリートが『ここでは、私は知佳ちゃんのお姉ちゃんだよ!』と言ってくれて感動した」などと話していました。


最後に、写真を撮ってもらいました。次の日の新聞にも載りました


 北日本新聞のエントランスで記念撮影です