富山大学とSON・富山の連携

 
 SON・富山では、2008年、富山大学人間発達科学部発達教育学科の水内准教授の支援を受けて、学生ボランチィアが授業の一環として活動に参画してくれて大きな成果をあげました。


 水内准教授は、SON・富山がまだ設立準備委員会の時期からスペシャルオリンピックスの活動に参加いただいていて、スポーツプログラムへは最初にボウリング、その後は卓球にも参加いただく中で、2008年4月から、ご自身が指導されている人間発達科学部発達教育学科で開設している学生の主体的な体験・参画型の「総合演習」という授業科目の中の一つコースとして、学生がスペシャルオリンピックスの活動に一定時間数参加することで授業履修に必要な単位を付与する取り組みをスタートされました。

 初年度は5人の学生がSON・富山のトレーニング会場やイベントに参加し、共に活動したあと、SON・富山の各プログラムの現場スタッフにその日のレポートを提出してサインをもらうシステムで履修しました。

 参加した学生の皆さんが口を揃えて言うには、「この授業が障害者をよりよく知るきっかけになった。この授業を通じてスペシャルオリオリンピックスに楽しく関わることができた」ということでした。


フロアホッケープログラムに参加する岡島さん(左)と平崎さん

 参加者の一人、平崎美幸さんは次のようにコメントしています。

 「もともと障害児者の支援に興味があった。しかし、実際に関わろうとするとなかなかチャンスがなかった。施設でのボランティアは、どうしても『お世話』が中心だったところ、スペシャルオリンピックスでは、『一緒に楽しむ』ということができた。とくに印象的だったのは、トレーニングを重ねる毎にアスリートの成長を感じ取ることができて、それがとても感動的だった」と、今後もボランティアとして活動に参加したいと。


ボウリング合宿にも参加した平崎さん(左)



 SON・富山の澤田スポーツプログラム委員長は、

 「水内先生に敷いていただいた路線によって、富山のボランティア層が厚みを増していることを実感する。若い世代の元気さやフットワークの軽さが、既存のボランティアを刺激しているのも事実だし、アスリート自身にとっては、親世代ではない正に「同世代の仲間」を得た喜びに満ちていることは特筆すべき効果だと思う。彼らは、今後、社会へ出て行ってから、必ずや「共生社会」の形成に大きな助けとなるはずだ。これからもこの勢いを止めることなく、さらに輪を広げていってもらうことを期待している」と。