【富山】2022文化プログラム♪
2022年5月25日土曜日 富山市障害者福祉プラザの多目的ホールで、2022年の文化プログラムが始まりました。道下先生、中野先生、サポーターのマーシーさん、今年もよろしくお願いします。
今年も、コロナ禍のプログラムとなりました。 感染者の数が少し減ってきたとはいえ、まだまだ油断できないということで、 消毒の徹底や、マスクの着用、人数制限、大きな声での発声や歌は避けるなどなど、様々な制限は、昨年と同様です。でも、一昨年はプログラム中止だったので、プログラムが出来ることに感謝です。
今年もコーチ陣は、手話や体の動きを取り入れたり、楽器を使ったりして、楽しいプログラムにしてくださいました。また、ささやき歌唱と言って、ささやくような小さな声で、マスクの中で口だけはきちんと開けて歌う歌い方も教えて頂きました。
◆ささやき歌唱
はじめに、梅雨の季節に合う歌を、以前のように大きい声では歌えませんが、マスク内のささやき歌唱で、歌ってみます。
歌うのは「あめふり」。 よく歌っているはずですが、道下先生から「あめふりは何番まで歌詞があるでしょう?」と聞かれて、「3番まで?4番??どんな歌詞やったっけ?」と、みんなあやふやです。 こたえ合わせで、先生直筆の歌詞が書かれた大きなガンピを貼ってもらうと、5番までありました。みんなで読みました。歌詞は、昔風の言葉が使われていて、「じゃのめ」って傘のことだよとか、「さしたまえ」って、なんかカッコいいとか皆で話しながらじっくり読むと、この歌詞の光景が浮かんできました。お母さんに迎えに来てもらったこどものうれしい気持ちや、持ってきてもらった自分の傘を、傘が無く困っている友だちに貸してあげようかとお母さんに相談したり、貸してあげた後は、友だちに優しくできた喜びや、お母さんと一緒の傘にうれしそうに入っていく、お母さんも息子をニコニコ見ているんだろうな など、様子を想像し、私たちもうれしくなりました。
あめふり
作詞:北原 白秋 作曲:中山 晋平
1.あめあめ ふれふれ かあさんが じゃのめで おむかえ うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン
2.かけましょ かばんを かあさんの あとから ゆこゆこ かねがなる
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン
3.あらあら あのこは ずぶぬれだ やなぎの ねかたで ないている
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン
4. かあさん ぼくのを かしましょか きみきみ このかさ さしたまえ
ピッチピッチ チャップチャップランランラン
5. ぼくなら いいんだ かあさんの おおきな じゃのめに はいってく
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン
先生から、声はださなくても、口をきちんと開けたり閉じたりして、口周りの筋肉を動かすようにしてくださいとアドバイスがありました。最近、マスクをしていることで、口周りをあまり動かさないことが増え、顏半分がたるむ?っていうか、下がってしまう人が多くなってきて、美貌が台無しになるそうです。キャーΣ(゚∀゚ノ)ノ・・(笑) 特に、「ぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷ」のところは、唇を動かすので、効果があるそうです。
ささやき歌唱のおかげで、顔の体操もできたし、歌詞ともじっくり向き合えました(^^♪
◆2曲同時のボディパーカッション
次は曲に合わせて足を鳴らしたり手をたたいたりします。それも、同時に2曲でやります。右側グループは「あめふり」の曲に合わせて足を鳴らします。左側グループは「かたつむり」の曲に合わせて手をたたきます。まず、各グループがそれぞれ鳴らした時は旨く行ってたんですが。。同時だと相手につられちゃって、何がなんだかー(笑)。これも頭の体操になるみたい。面白かったです。
◆曲に合わせてからだを動かす
一青窈さんの「ハナミズキ」に合わせて、振り付けし、からだを動かします。手話を取り入れています。この曲は平和がずっと続いていってほしいという気持ちを込めて作られた歌とのこと。今、戦争が起きていて、心や体が傷ついている人が世界中に大勢いるねという話を、皆でしました。また、コロナのことも心配です。アスリートの中には、政治に関心をもっているメンバーもいて、「コロナ対策も含め、政府のことをどこまで信じていいのか、分からなくなることがある。参院選も近いし良く考えて投票しなくては!」と言っていて、聞いていて感心してしまいました。「ハナミズキ」は心に響く良い曲ですね。
◆ハンドベル演奏
ハンドベルが配られました。近い席の人が2人、もしくは1人に同じ色(音階)のベルが渡りました。
中野先生が弾く「オーシャンゼリゼ」、「雨にぬれても」の曲に合わせて、道下先生が指す通りにベルを鳴らすと、素敵な演奏ができました。すごいなー
◆ハッピーバースデー!
ハンドベルを片付けたところで、アスリートが道下先生何か伝えています。
「もうじきオレの誕生日です」と教えてくれたアスリート。7月生まれだそうです。6月生まれの人は残念ながら今日は欠席だったので、7月生まれの人を、お祝いしました。サポーターのマーシーさんも、7月生まれとのこと。ところで、マーシーさん、今日は自分のバイオリンを持ってきておられて、みんなの弾いて弾いてのリクエストを受け、急遽、「チューリップ」の曲を演奏されました。(びっくりして写真撮るのを忘れました)
◆みんなで歌を作ろう!
次は、みんなで歌をつくりましょうとのこと。歌詞を考えるために、まず、好きな料理の名前を聞かれて、「オムライス」に決定。オムライスの作り方を順に考えながら、みんなで、少しずつ歌詞を出していきます。今回は凝っていて、冷やご飯は使わずに、米を炊くところから始めていますよ(笑)
歌詞が出来上がったら、童謡の「うみ」のメロディで、歌にします。ささやき歌唱をしながら、料理の歌詞に合わせ、振り付けます。前に立っているのは、「料理の振り付けを率先してやってくれる人はいますか?」と先生に聞かれ、手を上げてくれたアスリートです。
◆happy!
次は、体を思い切り動かそうということで、マラカスや鳴子を持って、イスから立ち上がって後ろの広いところでスタンバイ。かかったのは、サンバのリズムが楽しい氷川きよし(きいちゃん)の「happy!」です。
昨年公開の映画「老後の資金がありません!」のエンドロールで流れる曲だそうで、その名の通りハッピーな曲です。「手を握ろうよ、肩をくもうよ、何もなくてもハッピー!」のところが、振り付けがあって、特に楽しいです。アスリートの一人が熱烈なきいちゃんのファンということもあり、氷川きよしの曲は文化プログラムではよく流れるのですが、この曲、とっても良いですね!みんなすぐ好きになり、曲に合わせて、マラカスや鳴子を鳴らして、楽しくハッピーに踊っていました♪
◆夢にむかって
最後は、恒例の「夢にむかって」です。コロナ禍になってからは、歌う替わりに手話を取り入れた振り付けで身体を動かします。昨年から振りつけてあるんですが、やっぱりシーズン最初ということで、ちょっと忘れ気味です。。(笑)
楽しいプログラムをありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
<撮影、記事:佐伯>