報告 2021.8.5

【富山】2021文化プログラム

待ちに待った、2021年の文化プログラムが開催されました♪。2020年の文化プログラムはコロナの影響で活動中止となりましたが、今季は、感染対策を施したうえでの開催が決まりました。しかし、6月に開催予定だった第一回目のプログラムは、 特別警報 がでるぐらい県内の感染者が増えてしまい延期となり、 7月11日の今日、ようやく第一回目のプログラムが開催できたのです。

コロナ禍の中、例年通り指導を引き受けてくださった道下先生と中野先生、サポーターのマーシーさんには感謝の気持ちでいっぱいです。どうか、よろしくお願いします。(いつもは、ボランティアの方々が何人も一緒に参加、サポートしてくださる文化プログラムですが、今季は、人数制限があるため、残念ながら、参加していただくことができませんでした。来季、よろしくお願いします。)

会場の富山県障害者プラザでの感染対策ルールは、以下。
・部屋に大きさに合わせた人数制限
・歌唱の禁止
・マスクの着用
・手指や楽器、いす、机など手に触れるものの消毒の徹底
・人と人が距離を取る
感染を防ぐために、これらのルールを守って、活動をしなくてはいけません。

例年、歌であふれている文化プログラム ですが、今年は、歌を歌わない活動になります。道下先生、中野先生は、相当頭を悩まされたようですが、様々な工夫でいつも通り、楽しいプログラムになりました。

様子を紹介します。

事前準備の様子。たくさんの楽器や道具を持ってきてくださいました。
(先生方ですべて消毒してくださいました)
「お久しぶりです♪お元気ですかー。プログラムを始めましょう♪♪」

◆打楽器その1
まず、道下先生が出されたのは、様々な音の出る物たち。
太鼓など楽器だけでなく、お菓子の箱、缶がたくさん。好きな楽器や缶を持って、マレットやスティックで、中野先生のピアノに合わせて、鳴らします♪


◆ハンドベルと願い事の短冊
次は、ハンドベルが配られました。道下先生が指される通りに鳴らすと、あら不思議、いつのまにか、皆でいろんな曲を演奏しています。

赤色のベルは「ド」、緑は「ファ」。皆でいろんな曲を弾いたよ

ここで、突然 先生は、ハンドベルを持ったまま、皆に、「願い事」を聞かれました。(7月7日は七夕でしたものね。)突然でも、アスリートは、日ごろ思っている願い事をどんどん言っていきます。「スイカが食べたい!」「りんごが食べたい!」などの食べたい系の他、「美人になる」(笑)、「もうじき誕生日なので、腕時計が欲しいと思っています。よろしく」(ファミリーに訴える系)、「早くコロナが終わって前のようにプログラムができるように」(うんうん、本当にそうだね(涙))、「仕事をがんばりたい」(えらいなあ、感動!)などなど。ファミリーにもきかれ、「私も美人が良い」、「適正体重に」、「家を綺麗に片付けたい」など無謀な願い系、「世界平和」(ほんまか?)、「健康」(それ大事。若い人にはわからん!)、「旅行にいきたい」(まったく同感)「宝くじ」(現実派のようで夢だね系)などなど。それを、短冊に、中野先生が必死に書かれて、白板に短冊が集まりました。

短冊に願い事を書きました。

そして、これらの願いがかなうように、最後に、ハンドベルで「たなばたさま」を演奏しました。曲の最後は美しいウィンドチャイムで締めました。

ウインドチャイム

◆ 打楽器その2(テキーラ!)
続いて、楽器を変えます。こんどは、ボンゴやコンガ、フレームドラム、サウンドシェイプ、タンバリンなど太鼓系の楽器がたくさん。好きな楽器を選びます。もちろん、プログラム最初に使ったお菓子の缶もOK。
ここで、中野先生が、よく耳にする、ラテン系の音楽の前奏部を演奏されました。「テキーラ」という曲です。ブラスバンド演奏でも、よく聞く曲です。前奏部を聞いただけで、楽しくなってきました。はじめは、中野先生のピアノに合わせて、ラテンっぽく、楽器をマレットやスティックでたたく練習。
その後、「ジャジャジャジャ・ジャジャン・ジャン」のところで右手を挙げて、「テキーラ!」と声を合わせる練習をしました。(もちろん、マスクの中で)
練習が終わった後、CDを掛けて、曲に合わせて、太鼓楽器を鳴らし、「テキーラ!」もやってみました。楽しかった♪


◆氷川きよしの曲「大丈夫」で鳴子演奏
 次は、鳴子が配られ、氷川きよしの「大丈夫」という曲が紹介されました。アスリートに、氷川きよしの大大大ファンの子がいることもあり、氷川きよしの曲は、良く文化プログラムに登場します。「大丈夫」は、手拍子を鳴らすところがあり、楽しく歌って、踊り出したくなるような曲です。歌は我慢して、鳴子でリズムを取り、手拍子のところを鳴子で、揃えて演奏。盛り上がりました。


◆最後は 「紅蓮華」で自由に♪
最後に、昨年から日本中を席巻した、アニメ「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」の曲で、体を自由に動かしました。今日のプログラムは、人と人の距離を取らなくてはいけないということで、イスに座っての活動が多かったですが、最後は、例年のプログラムのように、ソーシャルディスタンスに気を付けながらではありますが、席を立って自由に活動しました。


いつもは、大勢のアスリートが参加する文化プログラム。人数制限があり、今年は参加を見合わせたアスリートも いると思います。早く、例年通り、皆で、活動ができるよう、祈りたいですね 。
 コロナ対応で、歌を歌えなかったり、密にならない、距離を保つと、たくさんんの規制の中、みんなが楽しめるように、企画してくださった、道下先生、中野先生、マーシーさん、本当にありがとうございました。楽しかったです。これからも、よろしくお願いします。

<写真、記事:佐伯>